1980年6月のことである。故土井勝先生はヘラブナ釣専門で鮎釣はされたことがなかったが、編集人であった藤枝陸郎先生がどうしても鮎釣の姿が欲しいと言うことになった。
その当時、私は鮎釣に熱を上げていたので、私の釣衣装をそのまま土井先生に着ていただいて撮影した。
この日は朝まで、雨が降っていて、水かさが高く、少し川が濁っていて釣には一寸不向きだったが、かっこよく撮影は終えた。
鮎は、もしものことがあってはと、用意されていた。お蔭で、川原で鮎を焼いて、川原のタデの葉と共に食べた。にぎやかなひと時を過ごしたことを、懐かしい思い出である。

奈良と三重の県境を流れる名張川の五月橋付近 2000年3月記
|