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甘さが勝つと素材の味が消える

 煮物の味付けが下手なので、味吉兆の料理長の清水義隆さんに教えてもらった。甘味調味料を多く使うと素材の持ち味が殺されるので注意するようにとの事だった。
 自分の食事をつくるのに、不味くても文句は言えないが、人からヒントを頂いて、何とか挑戦しているうちに、うまく出きる日もある。こうゆう時は、一寸自慢したくなるものだ。
 砂糖を使わず、酒の甘味、味醂の甘味を利用するとよい。どちらにしても少量である。酒のきらいな人は沸騰させて使えば甘味だけが残る。上品な味になる。
 私は下戸であるが、食べ物に酒の味がする物は大好きである。魚を炊くとき酒をたっぷり入れるとうまくなる。漬物を食べるとき、醤油に酒をぽとりとたらすと、漬物の臭みが消える。不味い果物に果実酒をかけるとうまくなる。
 最近、植物の先輩に、沖縄名産「豆腐よう」なるものをもらった。
大豆、紅麹、泡盛で造られた食べ物。15cm角で口当たりはチーズ。赤い泡盛に漬かっている。
熱いご飯にのせて食べたが大変うまい。食べ終わってほっとしたら体が火照ってきて、酔っ払い状態であった。でも気分が良かった。
 話が随分とずれてしまったが、甘党の私でも、煮炊き物の甘いのはさけたいと思って毎日のように挑戦している。
                              2000年3月記

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